人生の主役を誰にして生きているか?
人は、自分を生きているようで実は、
他人の人生を生きていたり
自分という入れ物の中身が空っぽな状態で居たりするものです。
私たちの中には、真心、ハート、中心とも言える
「コア」というものがあります。
その領域に繋がることで
懐かしい、温かい、パワフルな世界観を呼び覚ますことができます。
何気なく過ごしている日常は、様々な情報に意識を向けて生きているので
思考が優位な状態になっています。
コアは、意識のとても深い層にあるので
思考がしっかり働いている状態では繋がることができません。
無意識の自分という存在に対して、無自覚で過ごしていては
繋がることができないのですね。
心の故郷のようなコアな世界観に意識を向けていくことで
コアな人生を創作していくことができます。
毎月1回、コアに繋がるトレーニングを行っています。
自分自身の故郷を実感しに来てください。
コアで生きるということは言い換えれば
自分が人生の主役になっていることでもあります。
では、逆に人生の主役を他者などの外側に置いているとはどういうことなのでしょうか?
他者が人生の主役となっているとき
例えば、ルールを守るということに対してイメージしてみてください。
何らかのコミュニティーに居れば
そこに必要なルールがあります。
ルールが決まっていると守るのが当たり前だと思いがちですが
なぜ、ルールを守っているのか?を考えているかいないかがポイントとなってきます。
ルールに基づいて、何かをやっているとします。
その行為選択には、ルールを守るという理由は存在していますが
それは、外側から決められた世界です。
他者が主役になっているのですね。
決められたルールを自分なりに吟味して、
その大切さや必要性を理解した上で
自分がそれを選択したという意識があるとき、それは
自分が決めた世界となります。
自分自身が人生の主役になっているのです。
ルールに基づいて同じ行為や選択をしていたとしても
実は真逆な現実を創造していることになります。
無意識がフォーカスしている世界が現実を創る
私たちは、認識できる世界が限られています。
生きているこの世界は、見えない、認識することができない領域がたくさんあります。
見えない力の影響がとてつもなく大きいのです。
先ほどの例で言うと、
「決められたルールだから守っているだけ」というときは
他者が人生の主役になっているので
外側に自分の人生を決められている生き方になっています。
それは、日常でどんな影響を生み出しているか?というと
他者の視線が気になりすぎたり、他者の意見が重要だったりして
自分の内側の声を全く聴くことができない状態です。
逆に、ルールの必要性を一旦、自分自身で捉え直しすることで
ルールという情報を自分の中に通しています。
「自分が決めた、選択した」という自覚を持つことで
無意識のフォーカスが自分のコア(中心)に向いている状態なのです。
つまりそれは、自分自身が人生の主役となっていることを表しています。
その生き方は、
自分の中に答えがあるという生き方となり、
それらは、自尊心や自立心、しなやかな強さとなって
自分自身をとても支え、勇気を与えてくれるものなのです。
無意識のフォーカスがどこに向いているのか?がとても大事なのですね。
あなたのフォーカスはどこに向いている?
では、自分のフォーカスがどこに向いているか?を探してみてください。
普段の日常の何気ない行為行動にヒントが隠れています。
私たちは人と人との間(関係性)の中で生きています。
何かをしなければいけない、という状況になったとき
ソレは、
「言われたから決めた」のか?
「言われたことをきっかけに、自分が選択し直した」のか?
どちらでしょうか?
気付かない内に、どちらかをしています。
無自覚だった方は、是非とも
どちらだったのか?を自分自身に問いかけてみましょう。
良い悪いのジャッジは必要ありません。
人の言いなりになっていただけか、と反省する必要もありません。
大切なのは、自分自身の「現状把握」です。
現状把握することで自由な選択が可能になる
なんでこうなのかなぁ、と今の現状に不満があったり
もっとこうなりたいのになぁ、と願いがありますが
なかなか叶えることが難しいと感じることもあるでしょう。
今の自分を否定したままでは、変わりたいと思っても変わることはできません。
大切なのは、ニュートラルな「現状把握」です。
良いも悪いもなく、ただ「そうであるだけ」という認識が重要になってきます。
悩みや問題、叶えられない願望を持っているときなどは、
知らない土地に行って道に迷っているようなことと似ています。
どこに行ったら良いんだろう?どうしたら良いんだろう?という不安が悩みですね。
それは、現在地が分かれば自ずと進む方向が見えてきます。
しかし、現在地が把握できていなかったり、勘違いしていると
地図を見ても進む道は間違えてしまいますね。
まずは、自分の無意識のクセを把握してみましょう。
自分で決めたという認識
観察してみて、
自分は人生の主役を他者などの外側にしていたな、と気付いたら
これからは、再選択することができます。
主役を自分にしても良いし、他者にしても良いんですね。
人生の主役を他者にしてしまうと良くない、ということではなく
それすらも自分で決めることで
一見、他者の言うことを聞いているようで実は、自分が決めている、
「自分が主役」の人生を生きていることになります。
どんな小さなことからでも良いです。
なんとなくやっている日々の習慣から疑ってみてください。
なんでこれをやっているんだろう?
なんで、朝コーヒーを飲んでいるんだろう?本当に飲みたいから?いつもやることだから?
なんで、この服を着ているんだろう?考えるのが面倒だから?
と、小さなことから取り組んでみると良いワークとなります。
先ほどもお伝えしましたが、
良い悪いはありません。
毎日コーヒーを飲むことが良い悪いではなく、
何も考えずに服を選ぶことが良い悪いでもないです。
毎日、飲むと自分が決めたから、
服を選ぶことに時間を費やさないと、自分が決めたから、
と認識することそのものが重要なのですね。
「自分が決めている」という習慣は
「自分が現実を創っている」という自覚を促していきます。
つまり、
コアな現実創造をする意識の使い方に慣れていくのです。
手軽にできる無意識のチェックを日常に取り入れてみてください。